発足
YTM.Meetingは、2020(令和2)年に市が開催した「弥富市まち・ひと・しごと創生総合戦略 市民ワークショップ」をきっかけとして生まれた活動です。
2020年には3回のオンラインミーティングが開催され、参加した市民が地域課題とそれを解決する方法について話し合いました。
2021(令和3)年からは「弥富市地方創生事業プロジェクト会議」と名前を変え、交付金申請を念頭において今後進めるべき取り組み内容の検討に入りました。
「YTM.Meeting」の名称も話し合いの中で出され、同年4月からプロジェクト会議の正式名称となりました。
ここではそのYTM.Meetingの、2021(令和3)年から現在までの経緯を振り返ります。
【第1回】2021年2月13日
目的
- プロジェクト会議の目的や将来設定、市民と行政の役割分担を共有する
- ワークショップ提案事業などを基に市が作成した事業の枠組み案についての意見をもらう
内容
- 枠組み案について共有と意見出し
枠組み案
次回に向けた課題
- 参加者同士もオンラインでの話し合いしかしていないため、オンライン特有の空気感から本音での話し合いが困難な状況がある。
そのため、メンバーそれぞれの想いや人となりを共有する必要がある - ワークショップ提案事業のどの部分を枠組み案に採用して組み立てたのか、また、この枠組み案を組み立てるにあたっての課題の定義づけについて、丁寧に説明をする必要がある
【第2回】2021年3月13日
目的
- メンバー間のより良い関係性づくりを行う
- 今後のスケジュールをもとに最終ゴールの確認をする
内容
- この取り組みを通じて「達成したいこと」の共有
- 会議で話し合われた情報の扱い方(SNS等での発信なども含む)についての意見交換
達成したいこと
次回に向けた課題
- お互いの人となりを理解し合い、良い関係性づくりを継続して行う
- ソーシャルメディアガイドラインを作成し、情報発信のルールを決める
【第3回】2021年4月17日
目的
- ワークショップ提案の4事業と、市が作成した事業の枠組み2案から課題を選定し、事業内容に係る柱とその効果を検討する
内容
- ワークショップ提案事業などに関する市の課題の共有と意見出し
- 取り扱う課題の選定
- ソーシャルメディアガイドラインの決定
出された意見をまとめた事業の方向性
- 案1のお仕事カフェ事業を主として、空いた時間にできる副業などのプチ仕事支援、子育て支援、防災啓発、コミュニティづくりなど、様々な交流をもたらす「場をつくる」
次回に向けた課題
- 事業の方向性は決まったが、具体的な内容が決まっていないため、メンバーに次回までに具体的な事業内容を各自、検討してもらう
【第4回】2021年5月15日
目的
- 事業内容の具体化と大まかな事業内容を決定する
内容
- 前回の方向性を踏まえて、各自、事業案を持ち寄ってもらった
- 持ち寄ってもらったものから選ぶ、というより、いろいろな意見を組み合わせるような形になった
事業の組立イメージ
場について
- 事業の形は「コミュニティカフェ」
- コンテンツは、仕事やスキルなどの情報発信、物販、相談できて行政とつながれる場所など
- 行政とタッグを組み、行政が取りこぼしていたところやグレーゾーンを埋めるような存在
次回に向けた課題
- 「誰がやるか」、「どこでやるか」を決めなければ内容は決まらない
- メンバーの事業への関わり方は多種多様であり、統一的な関わり方を示す必要はない
- 市が想定していた関わり方より、ライトにする必要がある
【第5回】2021年6月19日
目的
- 市が作成した事業のたたき台を整理する
内容
たたき台
- α拠点:市民活動スペースを利用して、各種体験イベントやセミナーなどの実施もできる情報発信拠点とする
(最初は市が実施主体、将来的にはNPOなどの任意団体が運営) - α拠点には、子どもも預けられるテレワークスペースを併設する
- β拠点:空き家を利用して、テレワークスペースや子どもの遊ぶ場所、高齢者の憩いの場所を整備
(実施主体はNPOを想定) - この2つの拠点が相互に情報を連携させることで、情報発信を強化する
改善点
- β拠点は市内に複数あり、得意な分野を活かした活動をしてもらう
- α拠点はβ拠点同士やα拠点とβ拠点をつなぐハブのようなもの
- 「そもそも何のため」。ゴール設定や意義を考え直す必要がある
- 「ニーズ把握」。ワークスペースなど、そもそも必要とされているのか。事業をやる上でマーケティングやターゲティングは必要
- 「オンリーワンをどう発揮するか」。新しい市民活動スペースが新しい価値をどう市民の方に提供できるかが重要になる
次回に向けた課題
- 市民ニーズ把握のためにプレ事業を実施する
- 事業案はまとまりつつあるものの、YTM.Meetingとして、どのタイミングでどのような関わり方をするのかは未定
【第6回】2021年7月17日
目的
- 事業内容を確認し、事業スケジュールと事業への関わり方を整理する
内容
たたき台の修正ポイント(参加者合意)
- 何かの分野に特化して事業を展開するわけではなく、α⇔βの仕組みを弥富市の市民協働によるまちづくりの基盤とし、市民の暮らしやすさを高める事業に修正
- この事業を行うことによる効果やゴールがわかりづらかったため、将来像を設定
- 「こんなことできます」⇔「こんなことできる人探してます」、「こんな場所あります」⇔「こんな場所探してます」など、人・物・場所のマッチングができる仕組みを作る
事業への関わり方の意見出し(一部抜粋)
次回に向けた課題
- YTM.Meetingがどこまでやるのか、活動しやすいように道筋を作り、市との具体的な役割分担をする必要がある
- 次回で一旦の区切り。次回以降の動き出しを確認する必要がある
【第7回】2021年9月4日
目的
- 最終的な事業及びスケジュール案と市とYTM.Meetingの役割分担を確認する
- ①プレ事業、②資源バンク、③情報発信のセクションにおける次の動き出しを決める
- 交付金を活用して行うことを整理する
内容
- 事業内容とスケジュールは概ね問題なし
- 決めることがたくさんあり、YTM.Meeting内でも役割分担をし、全体ではなく少数で動き出す
セクションごとの初動
- プレ事業:海南こどもの国秋まつりに出店する
- 資源バンク:日本全国の地域資源バンクの事例を調べ、制度設計の参考にする
- 情報発信:HPに関しては市HPとのリンクの合意を取りながらYTM.Meetingの発信活動を始めていく
今後の課題
- YTM.Meetingの組織をどういう位置づけにしていくのか
- 楽しく、負担が大きすぎないように活動していくことが大事
- α拠点やβ拠点の認識の共有が必要
(誰が説明しても同じ説明ができるようにする)