2022.6.30 22年度全体会議 第1回
1.事業目的
第2期総合戦略に基づく地方創生推進事業の1つとして、国の地方創生推進交付金を活用し、令和4年度から6年度までの3か年において、市内にある様々な人材や場所などの地域資源を、多様化する市民のニーズとマッチングさせる仕組みを構築すること及び市民と行政の共同組織であるヤトミーティングを住民自治組織として法人化することを市民と行政の協働で実施していく『この指とまれ! 弥富の人・情報・想いをつなぐ “YTM.Meeting:ヤトミーティング” プロジェクト』を実施する。
令和4年度には、市内の様々な資源(ヒト・モノ・場所)のマッチングを可能とするため、「地域資源バンク制度」を構築し、ノウハウを持った人や利用可能な場所等の登録を行い、それらの地域資源と市民のニーズをマッチングさせることで、市内の様々な「人・情報・想い」をつなげる土台を構築する。これにより人的資源等に関する情報の見える化を図る。
さらに、市役所本庁舎南側に位置する弥富まちなか交流館2階の市民活動スペースを「α拠点」、市内各所で展開される市民活動やその活動拠点等を「β拠点」と位置付け、多様な主体の「つながり」や「ささえあい」を促すとともに、「にぎわい」を創出し、この仕組みを弥富市の市民協働によるまちづくりの基盤とする。
2.事業内容(令和4年度)
事業名 | 事業内容 |
(1)ヤトミーティング活動事業 | ① ニーズ調査・地域資源調査 ② 視察・研修の実施 ③ 情報発信(SNSの運営、イベントの開催) ④ ホームページの運用 ⑤ ワーキング会議の運営 |
(2)α拠点整備活用計画策定事業 | ① 市民活動スペース現状調査 ② α拠点の運用方針・運営体制の検討 ③ α拠点整備活用計画の作成 |
(3)β拠点認定制度構築事業 | ① β拠点の定義・活用方法の検討 ② β拠点候補のリストアップ・概要整理 ③ β拠点認定制度の制度設計 |
(4)地域資源バンク構築事業 | ① 地域資源バンクの制度設計 ② 地域資源バンクページの制作 |
(5)その他事業 | ① 庁内連携会議の運営(関係各課との調整会議、適宜開催) ② 大学連携会議の運営(名古屋市立大学三浦先生) |
(1)ヤトミーティング活動事業
①ニーズ調査・地域資源調査
YTMメンバーが主体となってニーズ調査・地域資源調査を実施する。
<ニーズ調査>
市内の様々な資源(ヒト・モノ・場所)のマッチングを目指すうえでのニーズを把握する。1000人程度の調査実施を目指す。
<地域資源調査>
市内の様々な資源(ヒト・モノ・場所)について調査し、地域資源情報シート等に取りまとめる。500資源程度の調査実施を目指す。
役割分担
YTM | 弥富市 | 地域創生コンサル |
・調査内容等の検討 ・ニーズ調査 ・地域資源調査 | ・調査依頼文作成 ・各種報告書、データの精査 | ・調査票案(シート)作成 ・収集データとりまとめ ・調査結果分析等 ・必要に応じ統計データの整理、分析など |
②視察・研修の実施
- YTMメンバーが主体となって、弥富市の地方創生推進事業を効果的に展開していく上で有用となる先進事例等への視察・研修を企画・実施する。
- 他自治体の事例紹介などを事務局(弥富市、ランドブレイン)から行う。
役割分担
YTM | 弥富市 | 地域創生コンサル |
・視察候補検討・実施 ・研修内容の検討・実施 | ・視察依頼文作成 ・各種報告書の精査 | ・視察結果報告書の作成 ・研修資料作成支援 ・研修結果報告書の作成 |
③情報発信(SNSの運営、イベントの開催)
- YTMメンバーが主体となって本事業の情報発信について企画・実施する。
- 主には公式SNS等の運営、イベントの企画・開催について検討し、必要なものを実施する。
役割分担
YTM | 弥富市 | 地域創生コンサル |
・公式SNSの運営管理 ・イベント等の企画・開催 | ・随時弥富市の情報提供 ・イベント等開催支援 | ・イベント等開催支援 |
④ホームページの運用
- 新たな「YTMホームページ」の内容を検討する。
- 新たにドメインを取得し、既存ホームページを新サーバーに移行した上で、内容のリニューアル・コンテンツの充実化を図る。
- 新ホームページの管理・運営体制についても検討する。
役割分担
YTM | 弥富市 | 地域創生コンサル |
・コンテンツの充実等 | ・ホームページの運営・管理 ・随時弥富市の情報提供 | ・サーバ、ドメイン移行等 ・地域資源アプリとの連携等支援 ・必要に応じて運営支援 |
⑤ワーキング会議の運営
全体会議を3回程度開催、個別ワーキングは適宜開催
<全体会議>
第1回(6月頃) 事業計画についての周知・共有、各タスクフォースからの報告
第2回(10月頃) 事業の中間報告、各タスクフォースからの報告
第3回(2月頃) 事業の最終報告、令和5年度事業計画(案)の検討
個別ワーキング
予算委員会 | 情報管理隊 | 新規事業開発チーム |
・予算の管理・配分 ・ニーズ調査・地域資源調査の管理(調査員管理) | ・YTMホームページの運用管理 ・SNS情報発信の運用管理 ・地域資源バンクの制度設計・ページ制作の検討 | ・YTM活動イベントの企画検討 ・視察研修の企画検討 |
(2)α拠点整備活用計画策定事業
市民協働の中心的な場となる「α拠点:弥富まちなか交流館2階の市民活動スペース」について、市民活動の現状・ニーズや運用上の制約条件等を整理・調整の上、類似事例の取組も参考にして、α拠点の整備・活用に向けた計画を作成する。
YTMメンバーとの協働による検討を通して、市民活動スペースの空間構成や規模、活用にあたっての条件や課題など現状把握・制約条件等を整理したうえで、α拠点として活用するにあたっての考え方や具体的な活用方法、必要となるソフト・ハードの両面からの整備内容について整理し、α拠点整備・活用計画としてとりまとめる。
役割分担
YTM | 弥富市 | 地域創生コンサル |
・α拠点活用案の提案 ・α拠点運営体制の検討 ・α拠点のネーミング検討 | ・調査結果確認 ・整備内容検討 ・拠点運営体制の検討 ・α拠点のネーミング決定 ・α拠点整備活用計画書の作成 | ・市民活動スペース現状調査 ・整備内容検討 ・拠点運営体制案の提案 ・α拠点整備活用計画書案の作成 |
(3)β拠点認定制度構築事業
市民活動の現状・ニーズを踏まえ、本市の地方創生の推進に資する市民や事業者等が個性や得意分野を活かして行う活動やその活動拠点等を「β拠点」として認定する制度を構築する。
- YTMメンバーとの協働による検討を通して、市民や事業者等の個性や得意分野を活かした活動を促進することを目的とした場合にβ拠点をどのように定義づけるのかを検討したうえで、分類や活用方法などについて整理する。
- ニーズ調査・地域資源調査の結果も踏まえてβ拠点候補を抽出・整理し、運用の仕組みとしてβ拠点認定制度の内容を検討し、制度設計を行う。
役割分担
YTM | 弥富市 | 地域創生コンサル |
・β拠点候補の提案・整理 ・β拠点認定制度の検討 ・β拠点のネーミング検討 | ・β拠点の定義・活用方法検討 ・β拠点認定制度(案)の検討 ・β拠点認定制度設計 ・β拠点のネーミング決定 | ・β拠点の定義・活用方法の提案 ・β拠点候補のリストアップ・概要整理 ・β拠点認定制度(案)の提案 |
(4)地域資源バンク構築事業
市内の様々な資源(ヒト・モノ・場所)のマッチングを可能とする「地域資源バンク制度」の制度設計を行い、制度を反映させた「地域資源バンク」をYTMホームページ内に設置する。
- YTMメンバーとの協働による検討を通して、市内の様々な資源のマッチングを促進することを目的とした地域資源バンク制度について、目的、必要な機能、活用方法などを検討する。
- 地域資源バンク制度の考え方を踏まえ、地域資源バンクを制作する。
- 地域資源バンクの運用にあたっての条件整理や環境整備の必要性について整理する。
役割分担
YTM | 弥富市 | 地域創生コンサル |
・地域資源バンク制度、ページ内構成・仕様について検討 | ・地域資源バンク制度の決定 ・ページの構成・仕様の決定 | ・地域資源バンク制度の検討・制度設計 ・ぺージ内構成案の提案 |
(5)その他事業
本事業を効果的かつ効率的に進めるため、市役所内の関係各課との連絡調整会議を適宜開催するとともに、これまでも弥富市の地方創生に関して協力をいただいている名古屋市立大学の三浦先生から必要に応じて助言・提案を受ける。
庁内連携会議で全体的な連絡調整を図るほか、以下の課と個別に調整する。
・α拠点整備活用計画策定事業に関して、特に市民協働課、図書館と協議・検討を行う。
・情報発信、地域資源バンク構築事業に関して、特に総務課(情報管理部署)と協議・検討を行う。